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ハンガリーてくてく日誌2

ブダペストの大学で日本語を教えたり、ハンガリーの絵本を翻訳したりしています。指の間からどんどんこぼれ落ちていってしまうような毎日を、少しでも書き留められたらいいなぁ。


by pitypang2

Trilógia

ハンガリーはすっかり夏めいて来ました。

このところ、毎日のように夕立が。
Trilógia_a0130093_1191970.jpg

雨の窓越しに見る町。

すごくおもしろい本を読みました。
Trilógia_a0130093_199456.jpg

アゴタ・クリストフという人の「三部作」。
文学部の「移民文学」という授業の課題図書の一つで、
授業に間に合うように読みきることは全くできなかったのですが
(だって、1週間に1冊読まなければならないのですよ!無理!!)
はまってしまったので
その授業が終わってしまってからも時間を見つけてはちょっとずつ読んで
先日やっと完読しました。

何もかも汚くて悲しくて、でもどこか美しいと思えてしまうのは
語り口が恐ろしく客観的だからではないかと思います。
その距離感がすごく好きです。
読み進めるごとに、何が真実かわからなくなってくる展開もすごい。
Commented by ayako at 2011-05-29 18:19 x
わー。アゴタクリストフ、ハンガリー語で読んでるんだ。三部作?悪童日記とかかなぁ。英語では読んだことがあるけれど。すごいなぁ。
Commented by pitypang2 at 2011-05-29 18:49
そうそう、「悪童日記」と「ふたりの証拠」と「第三の嘘」が一冊になってるんだよ。(私が貼り付けたウィキペディアのページ、読めないね…貼り付けなおします。)英語で読んだことあるのもすごいよー(@0@) でもこれ、わりと読みやすいよね。著者自身(ハンガリー人)が外国語(フランス語)で書いたということで、文の構成が全然複雑じゃなくてよかった。(本当はまだまだすらすら純文学を読めるようなレベルではないのですよ・・・とほほ)
Commented by pitypang2 at 2011-05-29 19:01
ウィキペディアのページ、貼り付けなおしたけど、うまくいかなかった・・・
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by pitypang2 | 2011-05-27 01:54 | 日常生活のこと | Comments(3)