Trilógia
2011年 05月 27日
このところ、毎日のように夕立が。
雨の窓越しに見る町。
すごくおもしろい本を読みました。
アゴタ・クリストフという人の「三部作」。
文学部の「移民文学」という授業の課題図書の一つで、
授業に間に合うように読みきることは全くできなかったのですが
(だって、1週間に1冊読まなければならないのですよ!無理!!)
はまってしまったので
その授業が終わってしまってからも時間を見つけてはちょっとずつ読んで
先日やっと完読しました。
何もかも汚くて悲しくて、でもどこか美しいと思えてしまうのは
語り口が恐ろしく客観的だからではないかと思います。
その距離感がすごく好きです。
読み進めるごとに、何が真実かわからなくなってくる展開もすごい。