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ハンガリーてくてく日誌2

ブダペストの大学で日本語を教えたり、ハンガリーの絵本を翻訳したりしています。指の間からどんどんこぼれ落ちていってしまうような毎日を、少しでも書き留められたらいいなぁ。


by pitypang2

お隣さんの宴会

昨日、夏じゅう誰も住んでいなかったお隣に
人が入った気配がしたので、
夫はごあいさつに行きました。
これ、夜の9時半頃。

なかなか帰ってこないので
何度も廊下に出て、聞き耳を立ててみたけど、
ドイツ語とハンガリー語でわいわい騒ぐ声は聞こえるものの
夫の声は聞こえず、
いいかげん心配になった夜11時、
勇気を出してお隣さんのチャイムを押しました。
(この状況、本当ならもっと早く行動を起こすところでしょうか。)

ドアを開けたのは、ほろ酔いの夫。
夫の後ろには、すっかり酔っぱらって、いい気分のおっさん3人。
お隣の大家さん(ドイツ人)と
部屋の管理人(ハンガリー人)と
お友達(ハンガリー人)
が集まって宴会をしていた模様です。
(みんなが騒いでいたのに加え、
夫は普段から声が小さい方なので、
廊下では夫の声が判別できなかったのです。)

ミイラ取りがミイラになりました・・・

言語はちゃんぽん(ドイツ語、ハンガリー語、英語、日本語)。
飲み物もちゃんぽん(ワイン、ビール、ウィスキー)。
食べ物もどんどん出てくる。
ゆでた牛肉と林檎とピクルスをさいのめ切りにして、
粗みじんにした玉ねぎとマヨネーズで和えたサラダが絶品でした。
「お袋の味なんだ。俺は一回も作ったことないし、
レシピも持っていないんだけど、がんばって思い出して作ったんだ。」
と、ドイツ人の大家さん。
よくある茄子のペーストを、同じやり方でズッキーニで作った物も
とてもおいしかったです。今度やってみよう。

夫と大家さんは、「隣人同士としてうんちゃらかんちゃら」という話を
ドイツ語でしばらく交わした後、
熱く見つめあい、無言で10秒間ぐらい(大げさじゃなく!)
腕相撲のような体制で手を握り合っていました。

我が家に戻ったのは1時半。
日付変わっちゃったよ。
全然そんなつもりじゃなかったのに。

飲みすぎるとすぐお腹を壊す夫は、
I am an empty case. と言いながら朝から仕事に行きました。
(私たちは曜日によって言語を決めていて
日曜日は英語の日なのです。)

なかなか不思議な体験でした。
Commented by 村上吉文 at 2013-08-26 09:17 x
11月にハンガリーに引っ越す予定の者ですが(^^)、 そちらでは引っ越したら近所の人を招いてパーティーをするのが一般的な習慣なんですか?
Commented by pitypang2 at 2013-08-26 15:24
いえいえ、全く招かれていませんでした。
ピンポーン「あのー、隣の者ですが・・・」「おっ、なんだお前、いいからちょっと飲んでけ!」という感じだったんじゃないかと想像しています。夫はあくまで、アポなしで一言挨拶に行っただけでした。
この場合、中心人物がドイツ人(しかも、世界各国を回ってゲテモノ食いに挑戦するのが大好きな人)&全員芸術家、という状況だったので、ちょっと特殊なケースでした。引越し後、近所の人を招いてパーティー、という習慣は聞いたことがありません。
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by pitypang2 | 2013-08-25 19:03 | ハンガリーのこと | Comments(2)