だんなさまお誕生日会
2015年 02月 13日
参加者は、義父、義兄&彼女、義姉&彼氏、義弟&彼女と私とだんなさまです。
(義母は残念ながらブダペストに来ることができませんでした。)
家族のほかのメンバーの時は
あんまりこういうサプライズ誕生日会ってやっていないと思うんですけど、
なぜかうちのだんなさまのは恒例になっています。愛されてるね。
誕生日の1週間前ぐらいから
だんなさま抜きで家族間でメールが飛び交い、
誰が何を持って来るかの話し合いをしたのですが、
義父は、義姉が以前、だんなの好物のラザニアを作ると宣言していたとみんなに伝え、
義姉は「今ちょうど忙しいからラザニアは無理だけど、ほかのものを作るよ」と言い、
そこへ彼女ができたばかりの義弟がここぞとばかり「じゃ、おれと彼女が作るぜ!」と立候補。
並行して何を飲むかという話もあり、
私が「年末に飲んだロゼのpezsgő(スパークリングワイン)はおいしかった」と言えば
義姉が「じゃあどこどこのメーカーのhabzó bor(スパークリングワイン?)はどう?」と言い、
日ごろ、義姉のグルメぶりが気に障る義弟が
「pezsgőがいいって言ってるんだからそれでいいだろ!」とキレ、
戦争勃発。
(pezsgőとhabzó borって何が違うんですか??)
どんどん荒いメールが飛び交い始めます。
「おまえらがお兄ちゃんの好物のラザニアを作らないから、俺達が作ってやるんだ、
つべこべ文句を言うな!」
「あんた、生地からラザニアを作るのがどんなに大変か知らないのよ!
だいたい私、先週は毎日3時間ぐらいしか寝てないのよ!」
「おい、どいつもこいつもいいかげんにしろ!ラザニア、買ってきてもいいじゃねぇか!」
「だいたいパパが、あたしが忙しいのも知らずに、適当なこと言うから!!」
「いやいや、わたしはただ・・・」
大惨事です。
そこへ私が
「あのー、5年間付き合ってきて、
だんなさまがラザニア食べるところ、まだ見たことないんですけど・・・」
これを読んだ義母が
「ごめんなさい、私のアイデアだったの。もうラザニアは作らなくてもいいわよ。
けんかはやめて。」
停戦。
彼女との料理をみんなに食べさせるのを楽しみにしていた義弟は
がっくりして、
「もういいよ。ピザでも頼めよ。」とやけっぱちメール。
それで、「じゃ、私が作りまーす」ということになったのでした。
長い話ですみません。
だんなさまの大好きな鍋料理にしました。
保守派の義父と義弟も食べられるよう、一つは洋風に
白菜とベーコンとカマンベールの鍋にして、
もう一つはオーソドックスな鶏のだしで。
夜10時近くにお仕事から帰ってきただんなさまは
ちゃんと喜んでくれました。
鍋、みんなすごくおいしいと言ってたくさん食べてくれたのでよかった ´ω`
後日、だんなさまに「そう言えば、ラザニアが好きなんだって?」と聞くと、
「いや、人生で一回しか食べたことないし、それもまずかった」って。
なんでもガーフィールドに出てくるので、子供のころいつも食べたがっていたらしい。
お義母さんにはその思い出が残っていたのね。
しかし、だんなの好きでもないもののために
あんなに口論をくりひろげた私たちって一体・・・
(今回はちびまるこちゃん風の終わり方で。)