シェプシセントジェルジ ~到着、古民家、きのこ狩り~
2015年 07月 05日
アブダビからの知人(ある意味で大学の先輩、Kさんとします)と一緒に
大学の先輩(Sさんとします)の住む
Sepsiszentgyörgy(シェプシ・セント・ジェルジ)というところに行っていました。
ブラショフから車で30分ぐらいのところにある小さな町です。
Sさんは「世界の村で発見!こんなところに日本人」とか
「世界の果ての日本人」とかに出たこともある方で
こんな素敵なサイトを運営していらっしゃいます。
http://morino-kanata.com/
大学時代はあまり接点がなく、お話する機会も少なかったのですが、
KさんがSさんのところに遊びに行く予定だというのと、
私は以前からSさんのご活躍について伺っていて
単純にお近づきになりたかったので、
Kさんにくっついて押しかけてしまいました。
夜行電車でがたごと、16時間。
6人部屋を予約して行ったのですが、結果として4人しかいなくてよかったです。
(コンパートメントによってはしっかり6つのベッドが埋まっていました。)
これ、座席の背もたれのところを引っ張り上げて固定して
真ん中の段のベッドのできあがり、という作りになっています。
Kさんといろいろおしゃべりしながら行けたので、
長旅もちっとも長く感じませんでした。
(ただトイレは、ほかの乗客も「汚い」と言って使わずに出てきたりしていたので
ずっと我慢しちゃいました・・・
電車の旅をする時はその辺、覚悟が必要です。)
途中の駅で乗り込んできたハンガリー人のおじさんが
関西外大で3年ほど文化人類学を教えていたという方で
流暢な日本語を話したのでびっくりでした!
Sさんとだんなさんとお嬢さんが駅までお迎えに来てくれました。
おうちで朝ご飯をいただき、
私とKさんは少しお昼寝。
そのあと、お昼ご飯(中華料理!)をいただきました。
ふりかえってみると私って
「よく知らない後輩なのに、着くなり食べて寝てばかりの人」・・・!
そのあと、Sさんご一家が別の村で所有している古民家へ。
私も、Sさんほど極めてはいないものの、
かなり古い物が好きな人間なので、大興奮でした。
こちらはだんなさんの盃コレクション!
ご家族で日本に数年住んでいらした時期もあるのです。
おうちの裏には畑もあります。
オレンジの花はキンセンカ(körömvirág)。皮膚に塗る薬になります。
ちなみにSさんはハーブにも精通していて、
何から何までちゃんとその土地の習慣に馴染んでいて、
すごいと思いました。
2歳の子どもちゃんがまた、なにをやってもかわいいのです。
それからきのこ狩りへ。
普通のおいしいきのこを探すのにはいまいち役に立たない私が発見してしまったのは、
この
「魔女のたまご」(boszorkánytojás)というたまご、じゃないきのこ。
中心部はゼリー状のものに覆われ、さらにその周りに薄いカバーがついています。
これが大きくなると、
こうなります。鼻を近づけると悪臭がします。
全然食欲がわかないけど、食用らしいです。
こんな、マリオが大きくなりそうなきのこも発見しました。
Sさんのおうちには11歳の男の子もいます。
とってもしっかりもので、妹思い。
そして、3人目がSさんのおなかの中にいます。
身重で大変な時に心をこめたおもてなしをしてくださいました・・・大感謝。
そのあと、お友達の皮職人さんのところへ。
今日はここまでにしようと思います。