『日本語教育学の歩き方』
2016年 09月 08日
一人でうちにいて、読書がはかどります。
(ようやく火がつきました。)
で、今日はこれをやっと読み終えました。
(色がブログに同化している・・・!)
博論書こうって人が、今更、歩き方!?なんですけど。
結論から言うと、とってもおもしろかったです。
私は大抵、「全体像が見えていない」ことにコンプレックスを抱きがちで、
それで修士論文は「児童文学の翻訳に関わっているのに
日・ハンの児童文学全体像が全然語れないなんて」ということで
両国の児童文学史を比較したのですが、
日本語教育学についてはこの本一冊でタテ・ヨコいろいろ知ることができて
とてもありがたいです。
日本語教育学の中でも全然別の分野に携わっている4人の方が一緒に執筆していて、
それも別々の章を担当しているとかではなく
どなたがどの部分を書いているのかもわからないくらい
共同で書いていらっしゃるので、
いろいろなバイアスを避けて俯瞰的・客観的に、かつ愛情をこめて
日本語教育学の今までと現状を書き表していらっしゃる本なのだなぁ、
という感じがしました。
あ、読み終えたと書きましたが、
量的研究の、濃ゆ~い統計学のところは読み飛ばしてしまいました >_<
いつもの備忘録です。はは。