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ハンガリーてくてく日誌2

ブダペストの大学で日本語を教えたり、ハンガリーの絵本を翻訳したりしています。指の間からどんどんこぼれ落ちていってしまうような毎日を、少しでも書き留められたらいいなぁ。


by pitypang2
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13日の金曜日

仕事がたまりにたまって(終わってないし)
ブログが書けずにいたのですが、
先週の金曜日、いろいろなことがあったので、書きます。

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まず、「日本における子ども観と教育」というシンポジウムがありました。
私は今のテーマは日本語教育ですが、
主にヨーロッパにおける高等教育に興味があるので、
このシンポジウムは関係ないと思っていました。
でも、修士論文は児童文学について書いたし
既に調査も文章もできているわけだから、と
応募してしまいました。
結局、意外に発表用のスライドを作ることも、
指定の文字数に合わせて文章を書くことも、
時間がかかってしまったのですが…
発表させていただいて、とてもよかったです。

内容は、30年代・40年代の日本児童文学でした。
15年戦争下の児童文学事情はひどいです。
「戦時中なんてどこもそんなもんでしょ」っていうけど
ハンガリーとみっちり比較して、全然そうは思えませんでした。
そして、終わってからは
多くのことがうやむやになっているようです。
「月間ハンガリージャーナル vol.176」に
”ユダヤ人虐殺はなかったとする本を出版し販売した出版社が
12万フォリントの罰金を科された”
というニュースが載っているけど
黒歴史をなかったことにしないヨーロッパに比べて
日本はどうなんだろう。
ちょっと恥ずかしい。

ということで、とにかく戦時中の児童文学について
ハンガリー語で15分ぐらいの発表をしたわけです。
私は明るい話題が好きだし
発表するなら笑いを取りたいと思っている方ですが
こういう重い話もできてよかったです。

夕方からは夫の出版記念会がありました。
長い間携わってきた『方丈記』の翻訳書が出版されたのです。
出版記念会での対談の相手は
私の今の同僚で昔の教え子、
表紙や中身にある書道作品を書いてくれたのは
私(と夫)の昔の教え子、というのも
とても嬉しいことでした。

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夜はハンガリー日本語教師会の総会がありました。
とてもいい雰囲気でした。
今は勉強しなきゃいけないので
何も教師会のお仕事がお手伝いできませんが、
なんとか近いうちに博士をとって、
それによって貢献したいと思います。
がんばるぞ。




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by pitypang2 | 2017-10-18 19:19 | 日本語教師のこと | Comments(0)