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ハンガリーてくてく日誌2

ブダペストの大学で日本語を教えたり、ハンガリーの絵本を翻訳したりしています。指の間からどんどんこぼれ落ちていってしまうような毎日を、少しでも書き留められたらいいなぁ。


by pitypang2

嵐のようにやってきて、嵐のように去って行った友達

今日、プライベートレッスンをしていたら
知らない番号から電話があって
「もしもし、かずみさん!?○○です。今、ブダペストの駅にいるんだけど…」
プツン、プー、プー、プー。
しばらくしてまた電話があり、2回ぐらい同じように切れましたが
なんとか約束を取り付けることができました。

電話をくれたのは、チェコ人の日本語教師友達。
昔、研修で知り合って以来、チェコで会ったりブダペストで会ったりしていました。
(そういえば、てくてく日誌にも書きました。)
とにかく会いたいと思って、レッスンを終えてから急いでかけつけると、
2歳半になる息子さんと二人で、マクドナルドでにこにこ待っていてくれました。
バカンスで行ったモンテネグロから電車で帰る途中、各地で電車が遅れたせいで
ブダペストで1時間半の空きができてしまったそうです。
(日本人の旦那さんは無類の電車好きで、
モンテネグロからものすごく迂回してプラハに帰る予定。)

はぁ~、息子さんの元気なこと!
それを様々なやり方で抱えて過ごすお母さんの腕のたくましいこと!!

会って話せた時間は20分ほど。
3人ともそれぞれ急いでワーワーギャーギャー言いたいこと言って
そのあと友達と息子さんはぎりぎりで電車に乗りこみ
1,2分は窓をはさんで遊んだりしゃべったりしていましたが
とうとう笛がなり、ガタン…ゴトン…という音も次第に速くなり…
行ってしまったときは、なんだかぽかんとしてしまいました。
いい気持ちで聞いていた音楽が、ふつっと途絶えてしまったような。

モンテネグロで彼女はウニを踏んで軽い炎症になり、
それから旦那さんがポケットに携帯を入れたまま海に入ってしまったので
携帯も使えなくなってしまったとか。
こんな話だけど、聞いているとなんとも楽しそう。
それがこの夫婦のおもしろいところです。

結婚式は鉄道ファンの旦那さんのために、
走行中の国際電車の一車両を借り切って。
国境を越えてしまうと正式な結婚手続きが結べなくなってしまうので
神父さんにかなり急いでもらったのだそうです。
一度、写真を見せてもらいましたが、「○○さん、どこ!?」「ここですよ、ここ」
超スポーティーな性格の彼女は、ジャージでした…。
参列者のほうがずっと華やか。
「おニューのジャージだったんですよ!」と反論されましたが。

二人はこれからもきっと、好きなように生きてゆくのでしょう。すてき。

別れ際、
「今度はかずみさんが来る番ですからねっ!待ってますからねっ!」
って念押しされました(笑)
はーい、絶対行きまーす!
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by pitypang2 | 2011-08-09 05:06 | 日常生活のこと | Comments(0)