修士論文
2013年 06月 19日
もしかしたら「あれはどうなったんだ」と思ってくださっていた方も
いらっしゃるかもしれません。
えーと、いなくても、書くんですけど。
最短2年間で終わるはずの修士課程。
2年で終わらせたかったけど、少し授業を残してしまって
3年目になんとか全授業の単位取得が修了しました。
並行して修士論文を書き続け、
3年目の春学期には提出するつもりでいたのですが、
99%完成していたのを、担当教官に最後の最後で
すげなく「来学期にすれば」と言われ、提出を断念。
4年目の秋学期は、卒業試験の申し込みを忘れていた(!)という
とぼけた理由で卒業できませんでした。
今学期、ようやく修士論文を提出しました。
何しろ上記のような理由で時間があったということもあり、
本文の文字数は上限ギリギリ(枚数にして130ページくらい)、
参考文献もそのリストだけで17ページという
ちょっと人にびっくりされるようなボリュームの修士論文になりました。
文字数の下限を見て「こんなに書けないよー(泣)」と思っていた4年前が懐かしい。
最後はどうやって削るかで必死でした。
ハンガリーでは修士論文を提出したあと、
opponensと呼ばれる担当教官以外の先生から
論文の評価(bírálat)をもらうようになっています。
この評価をもらったのは1ヶ月くらい前(5月22日)のことで、
ばっちり5段階評価の5をいただきました。
今日の口頭試問も、ばっちり5段階評価の5をいただきました。
特に誰にというのでもなく「どうだ見たか!」と言いたい気分。
あえて言うなら自分にでしょうか。
そんなわけで、修士課程、無事修了です!
よかった、よかったー。
興味のあるテーマについて調べ、まとめる作業は
振り返ってみるととても楽しかったです。
(当時はそうでもなかったな・笑)
前にも書きましたが、予定ではこのまま博士課程です。
全然そんな人生になるとは思っていなかったんですけど。
児童文学についてまとめたのと同じ視点で
日本語教育について考察します。
たぶんそんな人あんまりいないので、不安と自信が入り混じっていますが、
楽しんでやってみよう。
これはbírálatをもらった時にくんくんと軽くお祝いに行った
セントラル・カフェでの写真。
偉そうに5をとったなんて言っていますが、
くんくんの助け(ハンガリー語のチェックやアドバイス)がなかったら
絶対絶対絶対終わらせられませんでした。感謝!
今日の喫茶道草は、ママ(このキャラでいこう)、貸切にしますわ。
しかし、すごい!日本語でも大変なことなのに
ハンガリー語で書くなんてすごい!
努力の結果ですね。
私も日々ヒーヒー言ってないで前向きに頑張ります。
おめでとうございます!祝杯ですね。
この勢いで博論もスイスイですね!
修論も決してスイスイではありませんでしたが
ましてや博論となると、どうなんでしょうね・・・
博論という言葉自体があまりに自分に似つかわしくなくて
いつも「博論(笑)」という気持ちになります。
スイスイ泳ぎに行きたいです。ブダペストは暑いです!
大学時代から、なかなか博士論文が終わらせられない方々を周りで見てきました。本当にずっと学術的な道を歩んできて、しっかりとした志のある方々でさえ何年もかかるのに、私なんかちゃらんぽらんな上にスタートも遅いし、どうなるかしら、という感じです。人一倍がんばっても足りないだろうな、と思います、が・・・少なくとも修士課程のときのようにおっちょこちょいをやらないよう、気をつけます。